2023.2.6
CSR

~伊勢半グループの取組み~ SDGs達成に向けて私たちができること②

~伊勢半グループの取組み~ SDGs達成に向けて私たちができること②

今や企業でもSDGsに関心を寄せ、取り組むことが当たり前となってきています。伊勢半グループでも商品・企業活動・職場環境など様々な側面から持続可能な社会の実現を目指しています。SDGs達成に向けた私たちの取り組みを紹介します。ぜひ伊勢半グループの“革新的老舗”としての心意気を感じてください。

 

 

伊勢半グループのルーツとして江戸時代から守り続けるナチュラルコスメ「紅」

 

 

伊勢半グループは江戸時代の1825年に紅屋として創業したのが始まりで、祖業の紅は200年近く経った今でも大切に守り継がれています。グループ会社の伊勢半本店は、現存する最後の紅屋として紅の製造・販売や紅ミュージアムの運営を通して、紅を後世に残すべく取り組みを続けています。

 

紅花の花びらを原料とする紅は、100%自然由来のナチュラルコスメとして人々に親しまれてきました。花びらにわずかに含まれる赤色色素を秘伝の製法で抽出すると、赤いはずの紅は乾いて玉虫色に輝き、水を含ませた筆で溶くと鮮やかな赤にまた戻るという、自然の不思議が詰まった品です。この玉虫色の輝きは良質な紅の証とされ、山形県産の最上紅花から作られる、染色に適した加工品・紅餅でのみ生み出すことができます。紅餅づくりも、紅と同様に江戸時代から変わらぬ方法を守り抜いています。

 

この紅花生産・染色用加工システムは、世界的にも稀有なことから6次産業化の先駆的な事例として日本農業遺産に認定されています。実は、紅花栽培は陸の豊かさを守る働きもしています。農薬をほとんど使わない、持続性の高い農法で育てられていることから、畑には多様な昆虫が生息しています。その結果、ミツバチなどの訪花昆虫は紅花の種子の量を増やし、テントウムシなどの天敵昆虫は花の品質を向上させ、紅花栽培を支えています。また、荒廃しがちな中山間地で紅花栽培を行うことは、農地の保全にもつながっています。

 

陸の豊かさを守る紅花栽培、そしてその紅花を使って紅を作ることで、紅屋と紅花農家は消費者と生産者としてお互いに支え合い、持続可能な仕組みを作りだしています。

 

 

 

 

 

 

 

 

社員が語るSDGs

 

SDGsという言葉が誕生する前から日本で親しまれてきたナチュラルコスメの紅。それを守り継ぎ多くの人に知ってもらうことは伊勢半グループだからこそできるSDGsの取り組みだと思います。
天然素材で作られた紅はサラッとしたつけ心地が特徴で、つける人の唇の色を透かして発色するので、どんな人でも自分の肌になじむ色に仕上がります。また、水を含ませる量によっても濃淡を調節することができます。誰でも自然と似合い肌の色をよく見せてくれる紅はチークやアイシャドーとしても使えるマルチユースコスメでもあります。
日本では古くから人生の節目に紅を使う風習があり、今もハレの日の贈り物とされることも多いですが、ぜひ普段使いにも取り入れてみてほしいですね。

 

 

 

~伊勢半グループの取組み~ SDGs達成に向けて私たちができること

① 環境に配慮した商品パッケージでプラスチック使用量を削減

③ 紅や紅花文化の持続的な発展に向けた取り組み ~紅ミュージアム~

④ 誰もがメイクを楽しみ、自分らしさを愛せるように

⑤ 化粧品で社会課題の解決に貢献し、すべての人々の「あしたは、もっと美しく。」を叶えたい

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